家の小道~アプローチ
2011年 12月 12日
さて、いつも住まいの計画を考えていて思うのですが、建物そのものの間取りやその使いやすさ、外観のデザインなどはもちろん大切ですが、ついそれらに気を取られ、とかく後回しになりがちなのが外構計画。
予算などやむを得ないこともありますがこれが建物と一緒に考えていくべきだと思います。
まあ、極端な話、建物が割とシンプルなデザインや仕上げであったとしても、外構計画がよく練られた家は全体がにぎやかになり見栄えがするものです。
私は外構計画は新築時に完成させてしまうとちょっとつまらない、外回りは年月を経て育っていくのが良いと考えています。ですから植栽スペースなどは成長を見込んで少し間隔をあけて計画しておくと3年、5年と作りこめる楽しさが残って楽しいと思います。
少し大げさに言うと住まい手の気持ちや愛情が直接外に表れてくるところなわけです。
外構と絡めてアプローチの感じも家の特徴と雰囲気を作り出す重要な要素になります。ですからできればみなさんも一工夫してぜひ楽しんでほしいところと思います。
家の前の道から玄関までの間の小道をアプローチやペーブメントと呼んだりします。
コンクリートの小道。


ピンコロ石の石畳の小道。

京都の土、真砂土で作った小道。


こちらも真砂土とセメントを固めた小道。
最初はまだ赤みが残っています。

乾くと色味が薄まり落ち着いてきます。


みなさんはどんなアプローチを毎日歩きたいですか?
ではまた。
by sekkeibu | 2011-12-12 19:40 | りきいし