永田昌民設計スクール第3回「施主インタビューの仕方・プレゼンの仕方」

みなさん、こんにちは。なかしずです。

さて、昨日に引き続き
永田昌民設計スクール 第3回「施主インタビューの仕方・プレゼンの仕方」
のご報告をしたいと思います。

「施主インタビューの仕方」
永田さんは住宅の設計を依頼されると「なぜ私ですか?」「お急ぎですか?」と質問する。
そして「是非一度、事務所にいらしてください 。」そこから永田マジックがはじまる。
ヒアリングシートもつくらない。メモも特にとらない。
理由はいろんなことが等分になってしまうから。

その後「敷地を読みとる」作業にたっぷり時間がかけられる。
少なくとも半日は敷地にいるそうだ。太陽光の入り方や動き、風の流れ、気持ちのいい方向。
まわりの家との関係・・・窓の位置や植栽。五感をフルに使いさまざまなことを感じとっていく。
それがエスキースだと。

さらに、依頼者の家を訪問して持ち物や本、絵画、何気ない会話から読みとる。
食器棚をみてどの程度料理をするのか、かたづけは得意か、などを観察してゆく。

施主の要望はそんなに聞かない。大きな要望はかなえるけれどあとはおまかせで
永田さんの「居心地のいい家」ができあがっていく。

結局のところ、想像力・創造力が違う。そこに確かな価値観が存在している。

工務店の設計は、得てして施主の要望を聞きすぎるといわれる。
それは時に焦点をぼやけさせる。
要望はかなえられているけれど何となく核がない。にならないよう日々の努力が大事である。

インターネットなど情報過多になっている施主たちにとって
整理してあげるステップが必要なのだろう。
何が一番大事かを見極めることが大切。
「大らかな気持ちで家づくりを楽しんでください。」永田さんがよく口にするセリフである。

「プレゼンの仕方」
永田さんのプレゼン案はひとつである。別案はない。
なぜなら、いくつものスケッチの中での最善のものだから。
その案と1/50の模型でプレゼンが行われる。模型にはシンボルツリーも植えられる。
図面は慣れない施主が読みとりやすいように無駄な線を極力さけシンプルに描かれている。
実に細かく配慮されている。だからこそ必要な時間がかけられている。

どこにも矛盾や無駄がないからこそ、安心感しておまかせできる。
「設計をする行為とは風景をつくること。」
風景を乱さない気持ちのよい家をつくりたい。
と、永田さんは今回の講義をしめくくった。

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【AIBA tv】N設計室・永田昌民設計スクール
インターネット配信(USTREAM)で設計スクールの動画を見ることが出来ます。
くわしくはこちら→ http://www.aibaeco.co.jp/info/#i353

●第1回:録画『永田さんの設計の考え方』(OMやパッシブについての考え方)
●第2回:録画『敷地の見方・完成物件見学』(永田さんご自宅・A邸)
●第3回:録画『施主インタビューの仕方 プレゼンの仕方』
●第4回:生放送5月12日(木)AM9:30からPM12:30『現場管理について 現場の見方』
●第5回:生放送6月9日(木)AM9:30からPM12:30『図面についての考え方』
●第6回:7月14日(木)午後開催『設計課題プレゼン 設計批評』
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by sekkeibu | 2011-04-15 17:51 | 中静 紗結里  

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