八王子にて

こんにちは、仲田です。
先日、建築家の田中敏博さんに設計して頂いたお宅が竣工間際となりまして、早速拝見してまいりました。西所沢ソーラータウンとも一味違ったT-Worksを勉強できました。設計的に非常に参考になるポイントがいくつもありますので、一部をここでご紹介したいと思います。

まず、目に飛び込むのは玄関と、駐車場を取り込む下屋。
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軒が低くて建物のすわりが良く見えます。
そしてその屋根を支える杉の化粧垂木。
連続性が美しく見える素敵な「客人をいざなう」しつらえです。

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低い腰壁には、ポスト口が設けられ、外と玄関をおだやかに繋げています。近隣の仲間から網戸越しに声なんかをかけられてもちょうどいい距離だと思います。笠木には十和田石が使われており、淡い緑が涼しげです。
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壁はジョリパットの土壁風です。その塗り壁と屋根の納まりも見切りがあるので、とても綺麗に納まっていました。この日も猛暑でしたし、にわか雨で湿気が強かったのですが、ガレージの下屋にいると暑くもなく、心地よい微風を感じることができます。とても丁寧な設計です。
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けらばの納まりからも、塗り壁の通気構造であることが良く判ります。
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木製建具は玄関の引き戸だけなのですが、アルミサッシには木製の枠が回っていて、戸袋もピーラーの木製ですから、遠目には、さも木製建具の家のように見えます。外観が優しくなっていますね。
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1階はユニバーサルデザインです。ツーロックの木製引き戸。戸袋もピーラーの化粧板が水を吸い上げないように土セメント洗い出しの土間と隙間を開けます。
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玄関内には階段下の収納があり、8角形の手摺はしっかり上がり下りする住まい手をしっかりサポートしてくれます。
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網戸越しに見た玄関の下屋、夏の午後です。
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天井がガラス越しに廊下とつながり、狭さを感じません。
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和室のTV台と仏壇スペース。造作です。
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天井の格子デザイン。奥行きが出ます。そして田中さんらしさが出ていますよ。
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浴室はフルユニットバスで体をホールド、手摺も連続しています。
キッチンも炊事をしやすいよう、床の一部がはずれて、レベルを下げれるよう工夫されています。
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階段中央の手摺壁にも握りの工夫がされていて仕掛けが細かいです。
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2階キッチンの対面収納。ガラスが上吊金物で動きます。ガラス戸の下部にはガイドのレールしかないのですっきりします。
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ロフトの手摺です。ハシゴは造作で、足の設置角度が2段になります。
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外部のバルコニーは手摺の高さをあまり強調しないように、木部とスチールに分かれています。
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布団は外側にかけます。室内から見ても確かに低く感じて開放的です。
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いかがですか?生活に即した工夫が随所に。家事を意識した導線も魅力的でした。

このような素敵なお住まいを創らせていただいたお施主様に感謝します。
そして、大工さんをはじめ、携わっていただいた職人さん、ありがとうございました。
監督さん、ご苦労様でした。

私たちもこんな素敵な「住まい」を設計できるように「力」を着けいくことがいつも大切なんだと思います。ではまた。
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by sekkeibu | 2010-08-02 22:46 | りきいし  

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