永田昌民設計スクール 第2回「敷地の見方&完成物件見学」

みなさん、こんにちは。なかしずです。

昨日、永田昌民設計スクール第2回が開催されました。
その報告をしたいと思います。

今回のテーマは、「敷地の見方(実地)&完成物件見学」。
永田さんの自邸「下里の家Ⅰ」とA邸「下里の家Ⅱ」を見学しながら
レクチャーしていただきました。

まずは、アプローチについて

今回は、たまたまどちらも旗竿敷地です。
永田さんの自邸は「5×緑」を使った緑道になっています。
「5×緑」について くわしくはこちら
e0195939_11304338.jpg「下里の家Ⅰ」
のアプローチ
竣工当時の様子

e0195939_1134505.jpg昨日の様子

「5×緑」のワイヤーはもう見えません。
東久留米の家から移植された日本在来種の植物が
たくさん植えられていて、歩くのがとても楽しい!

e0195939_1145574.jpg「下里の家Ⅱ」
のアプローチ

こちらも緑の先に落ち着いた玄関ドアがあります。

永田さんは「玄関は家の顔。人を迎え入れる場所だから頑丈さ、重厚感がほしい。
できれば木がいい。理想は厚み60mmくらいの無垢板。」と、おっしゃいます。
植物が人に季節の移ろいを感じさせてくれ
そして、木製玄関ドアがどっしりと訪れる人を迎えてくれます。
とても豊かな気持ちになります。

続いて、開口部の取り方について

「下里の家Ⅰ」の開口部です。
木製一枚引込戸を開け放つと解放感が生まれます。
TV後ろの壁の中にそれぞれ引き込まれているのですが
木製建具だからこそできる技です。
e0195939_1136127.jpg居間食堂より
庭を見る


次は「下里の家Ⅱ」の居間食堂です。
右手側、庭に面して全開口木製建具があります。
畳敷きで視線が低いのに加え、スキップフロアの半地下レベルにあるため
地面がとても近く感じます。虫や鳥の気持ちが少しわかるような気分です・・・。
左手側には台所のカウンターが見えています。

e0195939_13194672.jpg 居間食堂
座卓の高さは320mm

e0195939_11385158.jpg台所

そのカウンター越しに庭へと視線が抜けます。
e0195939_1139384.jpg台所カウンター
より庭を見る

永田さんは「居心地のよい場所」を食卓を中心にしつらえることが多いそうです。
「食卓は家族が集まる場所、ご飯を食べながら外の季節を感じ
ペンダント照明(白熱灯)のあたたかなあかりを囲んでほしい。」
とおっしゃいます。
そして、ふっと見上げた時に庭が見えるよう、台所は庭を向けてつくるそうです。

建物だけでなく、そこで繰り広げられる生活を想像できる感性そのものが
「設計」なのだと思い知らされます。

e0195939_11391637.jpg


実は、約7年前、この「下里の家Ⅱ」の実施設計図作成を担当させていただきました。
当時は無我夢中で図面を書きましたが
今になって、永田さんの言葉の意味、図面の意味がじわじわ伝わってきて
本当に貴重な経験だったと実感しています。

次回の永田昌民設計スクールも楽しみです!


それでは、また 来週。

※お知らせ
aibaTVにて
永田昌民設計スクール第2回「敷地の見方(実地)&完成物件見学」
講義の様子が録画放送されます。是非ごらんください。
3月18日(金)12:00~15:00
aibaTVはこちらから

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【AIBA tv】N設計室・永田昌民設計スクール
インターネット配信(USTREAM)で設計スクールの動画を見ることが出来ます。
くわしくはこちら→ http://www.aibaeco.co.jp/info/#i353

●第1回:2月10日(木)『永田さんの設計の考え方』(OMやパッシブについての考え方)
●第2回:録画放送3月18日(金)PM12:00頃より『敷地の見方・完成物件見学』(永田さんご自宅・A邸)
●第3回:4月14日(木)AM9:30からPM12:30『施主インタビューの仕方 プレゼンの仕方』
●第4回:5月12日(木)AM9:30からPM12:30『現場管理について 現場の見方』
●第5回:6月 9日(木)AM9:30からPM12:30『図面についての考え方』
●第6回:7月14日(木)午後開催『設計課題プレゼン 設計批評』
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by sekkeibu | 2011-03-11 09:35 | 中静 紗結里  

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